健康診断書(DH3040)、予防接種証明書(DH680)

未就学児向けの保育教育施設や、公立小中学校への入園や入学に際し、「健康診断書:School Entry Health Exam, Form DH3040」、「予防接種証明書:Certification of Immunization, Form DH680」が必要となります。

フロリダの学校へ入学する際に要求される、health requirements の内容は、以下のページで確認できます。

 →Florida Health – School Enrollment

この中で求められているのが、上記、健康診断書と、予防接種証明書の2つです。

まず、渡米後にするべき事項の前に、日本での準備について書きます。

渡航前の日本での準備

まず、海外渡航での一般的な健康管理について、厚生労働省検疫所のサイトなどに参考情報があります。

 →厚生労働省検疫所 FORTH 海外で健康に過ごすために
 →日本小児科医会国際部のホームページ

また、予防接種については、下記サイトが渡航前の参考情報として参考になるかもしれません。

国立国際医療研究センター病院 トラベルクリニック よくある質問

○健康診断について
日本居住中の状況を示す「英文健康診断書」が必要になる場合があると記載しているサイトもありますが、ゲインズビルの学校等への入学に際しそれが必要になるということはありませんでした。

なお、こちらでの健康診断の際にもし求められた場合に説明できるように、母子手帳は持参しておくといいと思います。内容についてその場で自分で英語で説明できるか、それができなければ母子手帳の主要部分の英訳を事前に用意しておくといいかもしれません。ただし必ずしも母子手帳の内容を求められない可能性もあります。

○予防接種について
これについては、日本ですでに受けている予防接種の記録が示せないと、すべての予防接種を最初からやり直さなければならないので、こちらについては、日本での予防接種の記録証明書を作成するという準備はほぼ必須と考えるべきです。

<日本で受けた予防接種の記録証明書を作成する方法>
サイト主の調べでは以下の方法が考えられました。

(1)日本の病院等で、母子手帳に記載されている予防接種の記録を英訳してくれるサービスを提供しているところに作成を依頼する

(2)自分で英文の予防接種リストを作成して、かかりつけの医師にサインをしていただく方法(かかりつけの医師が対応してくれる場合) その1
 ◇様式をダウンロードして書類作成
 →日本小児科医師会国際部 – ダウンロード 「英文ワクチン接種証明」のリンク先に様式がPDFで用意されている。記入事項もタイプしたければワープロソフトで様式自体も自作。

(3)自分で英文の予防接種リストを作成して、かかりつけの医師にサインをしていただく方法(かかりつけの医師が対応してくれる場合) その2
 ◇ネットで公開されている、「日米ワクチン記録変換アプリ」を利用する
 →浅井 章博のブログ「日米ワクチン記録変換アプリ 登場!」 アプリ開発の経緯など説明があります。
 →「日米ワクチン記録変換アプリ」ページへの直リンク

実は(3)は後になってからその存在をしったことで、うちは(2)の方法を用いました。
リスト作成の際、予防接種の内容だけではなく、予防接種の対象となる感染症の既往歴も含めました。

(3)は便利そうなので、知っていたらこちらを利用したかもしれません。

渡米後に必要になる接種を、日本であらかじめすべて受けておくという方法もありますが、場合により費用がかかります。一方フロリダでは、入学に必要な予防接種は(それ以外の任意のものもいくつかが)すべて無料で受けられます。
うちの子たちの場合、日本で無償で受けられる分を日程等が許す限りできるだけ受けて、残りは渡米してから受けました。

渡米後にやること

次に、渡米してから実際に行ったことです。

改めて、フロリダの学校へ入学する際に要求される、health requirements の内容です。
 →Florida Health – School Enrollment

<健康診断書 School Entry Health Exam – Form DH3040>

学校等への入学向けと伝えて健康診断を受けて、診断書を発行してもらいます。

州法では、Form DH3040か、または医師の個別のフォームの診断書、とあります(どちらも12か月以内に受診したもの)。

「医師の個別のフォームの診断書」については、アメリカ国内でフロリダ州外から来て転校する場合で、転出元で受けた健康診断書がある場合にそれが使えるというニュアンスですが、日本からの転入の場合、日本の健康診断の内容がフロリダで求めていることに合っているか、また日本で英文の健康診断書を作成してもらう費用などを考えると、渡米してからゲインズビルで健康診断を受けてDH3040を作ってもらった方が確実で安上がりだと思います。

サイト主の場合は、Alachua County Health Department という施設で診断を受けました。

いくらか費用がかかりました。

 →健康診断や予防接種が受けられる施設について

予約が必要ということで、あらかじめ電話連絡して日時を確保してから施設に出向きました。

看護師さんによる身体測定や、採血、視力検査などの後、医師の問診がありました。
聞かれたときに日本での健康状態を説明できるよう、一応母子手帳を持参していたと思います(結局使わなかったと思いますが)。

診断を無事終了して、健康診断書の書類DH3040を受け取ります。

<予防接種証明書 Florida Certification of Immunization, Form DH680>

フロリダの学校の入学に必要な予防接種の内容や参考情報が以下のページに記載があります。

 →Florida Health – School Immunization Requirements
  ※Child care/Day care施設、Preschool、小中学校等のそれぞれについて求められる予防接種の内容が解説されています。

 →Florida Health – Parents: Documenting Immunizations
  ※保護者向けに、予防接種の必要性について解説しているページです。啓蒙スライドPDFへのリンクもあります。

予防接種も、健康診断と同じ、Alachua County Health Departmentで受けられました。

予防接種はすべて無料です。

時間的に余裕があれば、健康診断の後に再度受付へ出向き、予防接種の希望を伝えます。

最初の訪問時に、日本から持参した「英文の予防接種記録証明書」を見せ、渡米後に必要な予防接種の内容を確認します。日本での感染症の既往歴も認めてもらえて、渡米後の接種から外せました。

接種の内容については1日の接種で終わりきらないものがあるのですが、入学に必要な最低限の接種を、登校予定日前に済ますよう日程を組んでもらって、結局登校予定日以前に1~2日通って接種を済ませました。最低限の接種が済むと、期限付きの予防接種証明書が発行されます。次回いつまでに何の接種が必要なのかが読み取りやすく記載されている補足書類(Immunization History)も、もらっておくと便利です。

思い出話

<思い出話:その1:健康診断の採血>
看護師さんが行った採血の方法が、注射器を刺して採取するのではなく、専用の器具で指の先をわずかに切って血を出し小さい試験管のようなもので採取する方法だったのですが、3人いる子供のうち末っ子の時だったと思いますが、たまたま担当となった看護師さんが新米ぽくって、この作業にとても手間取りなかなか必要量の血が確保できず、結局先輩看護師さんが出てきてやり直したりして、ちょっとバタバタしました。こどもが少し泣きべそになってかわいそうだったのですが、それよりも、指先から出てくる血を取るための試験管ようなものをうまく子供の指先に当てられず、自分の腕や上体を変な角度にひねりながらあたふたしている看護師さんの様子がおかしくて、なんだか複雑な気分でした。

<その2:予防接種の打ち方>
日本では、注射を打つとき、注射器のシリンダー側の指かけに人差し指と中指をかけ、親指でピストンを押すように持つ場合が多いと思います。また針を刺す時や、ピストンを押す時も、丁寧に、そうっとやる感じだと思います。
こちらにきてちょっとびっくりしたことは、まず、注射器の持ち方が違います。小指側に針が来る方向で4本の指でシリンダーを握って、親指をピストンに当てます。刺す時もまったく躊躇がなく、「プスッ」と音が聞こえるくらいの勢いで挿し、「ギュ」って感じでピストンを押します。
知り合いの医師に聞くと、静脈注射ではなく、筋肉注射だから、という話なのですが。。

<その3:予防接種に行った回数>
1日に打てる本数や、接種が2回に分かれているなどの理由で、1日で終わり切らないので、何日か通うことになりました。
結果から言うと、うちの子供たちは、以下のような内容で接種を受けました。
長女12歳:4月4日4種、4月7日1種、5月27日1種、6月10日4種
次女 9歳:4月4日2種、4月7日1種、4月27日1種、6月10日1種
長男 5歳:4月7日7種、6月10日2種
長男で1日で7種という数字をみてぎょっとしますが、7本受けたのではなく、最大4種混合の接種を受けたりしています。それでも1日に最大4本受けました。右の腕に2本、左の腕に2本という感じで。やはりぎょっとしますね。