フロリダの自動車運転免許の取得

<フロリダ運転免許取得の必要性>

フロリダに来てから30日間は日本で発効された「国際運転免許証」で運転できます。

 →国際運転免許証取得手続(東京都) 
 都道府県によって若干違いがあるようです。詳しくはご自身の都道府県の管轄警察で確認ください。

フロリダの場合、州法により、「州内に住居を定めた日から30日以内に州政府の発給した運転免許を取得しなければならない」となっており、在マイアミ日本国総領事館でもフロリダ州内の住居を定めることとなった場合は速やかに同州の運転免許を取得するよう要請しています。

 →在マイアミ日本国総領事館 – フロリダ州運転免許取得の必要性

<免許取得手続>

フロリダ自動車運転免許に関する公式情報は以下のリンク先にあります。

 →Florida Department of Highway Safety & Motor Vehicles – Driver License, ID Cards, & Driving Related Information

また以下には豊富な情報があり参考になります。

 →Florida DMV – Florida Department of Motor Vehicles Guide

●受験資格

受験には要件があります。以下のリンク先で確認できます。このリンク先で同時に、受験時に必要な書類等も確認できます。

 →Gather Go Get : Beginning January 1, 2010, Florida has new documentation requirements for residents renewing or obtaining a new driver license or identification card.

ちなみにサイト主家族はJ1ビザ、J2ビザ取得者ですが、Social Security Numberは不要。
パスポート(含むビザ)、DS2019、国際運転免許証、日本の正規の運転免許証、現在住所の入った公共料金領収書(2か月以内)といった内容でした。詳しく正確には、上記リンクで確認ください。

●試験科目

筆記試験(DMV Test)と実技試験(Behind the Wheel Test)を受験します。
なお、日本でも免許がなく本当に初めて運転免許を取る場合、または米国入国後31日以降の場合は、First Time Driver education courseというコースの受講が、筆記試験に先立って必要になります。

○First Time Driver education course
DATA (drugs, alcohol, traffic, awareness)などとも呼ばれ、薬物やアルコールの運転に及ぼす影響や、交通法規、運転技術などについての合計4時間のコースです。このコースはオンライン(有料)で受講可能です。
日本で運転免許証を取得していて、米国入国後30日以内であれば、このコースが免除されるそうです。筆記試験受験時に、国際運転免許証を提示することで、このコースが終了していることとみなされるようです。

○筆記試験
筆記試験は、DMV TestまたはDMV Examと呼ばれ、本来”Learner Permit”(仮免許)を得るための過程の一つですが、日本の国際免許所有者でも、実技試験に先立ってこの筆記試験が必要です。

○実技試験
実技試験は、”Behind the Wheel Test”と呼ばれます。
WheelはSteering wheelのことで、日本語でいう「ハンドル」です。ハンドルの後方、つまり運転席でのテスト、ここから実技試験という意味につながるそうです。”Driving test”でも通じるようです。

筆記試験、実技試験の詳しい内容は、下記に示します。

●試験場所
ゲインズビル付近で受験可能な場所は、以下のリンク先で確認できます。

 →Florida Department of Highway Safety & Motor Vehicles – Service Centers in Alachua County

ゲインズビル内には3か所のセンターが表示されますが、そのうち2カ所は筆記試験のみで、実技試験はできません。

筆記試験のみ可能な2か所のうち1か所は、ゲインズビル区役所出張所のようなところで、もう1か所はAlachua County Tax Collector – Southwest Branchという、税務署出張所のようなところです。

実技試験ができるのは、5801 NW 34th Blvd の住所の場所のみで、ここでも、Alachua County Tax Collector – Northwest Branchの中に、自動車免許センター業務が含まれています。

●受験予約
受験は予約が可能です。先にもあげたリンク先(下記)からオンラインで予約可能です。

 →Florida Department of Highway Safety & Motor Vehicles – Service Centers in Alachua County

予約通りに行ってもその時間に試験が始まらないかもです。ある程度待たされる覚悟で、時間にゆとりを持って行きましょう。一応、受験説明のサイトには予約時間の15分前に着いて書類手続きなどしましょうと説明があります。
予約なしでも受験可能な場合もあるみたいですが、混雑状況により、行ってすぐに受験できるか、はたまたその日受験できないか、行ってみなければ分かりません。

●試験会場での手続き
・建物に入ってすぐ脇の案内窓口で要件を告げると、受験に必要な書類の提示を求められます(実技試験を予定している場合は、車両に関する書類も求められます)。書類確認が終ると、待合番号票を渡されます。
・待合スペースで待っていると、「何番カウンターへ来て」という感じで番号を呼ばれますので、呼ばれた先のカウンターに進みます。このカウンターで、改めて必要書類の確認等がなされ、受験の段取りが手配されます。
・筆記試験の場合は、学科試験用コンピューターのある方へ進み、その脇に居るスタッフに受験の旨を伝えます。建物入口脇の案内スタッフだったりします。
・実技試験の場合は、しばらく待っていると、実技試験官が来て受験者氏名を呼びかけますので、それまで待合スペースで待機します。15分位は余裕で待たされます。
・この先の段取りは、以下の各試験内容の項にて。

●試験内容

※以下は2016年4月のサイト主の受験時の記憶に基づくものですが、ときどきシステムが変わるようなので、時間が経っているとここに書いている通りではないかもしれません。

○筆記試験(Written test / DMV Test)
・フロリダ州の道路交通法規(45問)及び道路標識(5問)についての問題が合計50問出題され、40問正解すれば合格です(2016年4月受験時)。
・学科試験は、コンピューター式で、タッチパネル式の大きなテレビモニターに問題が表示され、画面をタッチして操作します。
・試験用テレビモニターは、受付カウンターなどがあるロビーの壁に設置してあります。受験場所は区切られた部屋ではなく、背後には他の用事などで来ている人たちが居る場所での試験となります。
・1問毎、モニターに問題が表示されていくので、正解と思うものを選択し、”Final answer”を押すと、問題毎、即時に正誤が表示され、次の問題に進みます。
・正答に自信が問題は、スキップして後で考え直すことができます。ただし50問全体の問題内容が変わるわけではないので、スキップしても同じ問題が後に残ります。
・1問回答毎に、モニター上に正誤数が表示されます。また経過時間もモニター表示されます。
・制限時間は1時間。何人かで「いっせいのせ」ではなく、試験用テレビモニター毎、手続き順にバラバラに受験します。
・制限時間前でも、40問正解した時点で合格、または11問間違えた時点で不合格となり、自動的に試験が終了します。
・試験が終了したら、先ほどのスタッフにそれを伝えると、次の手続きの為、窓口に行くよう言われます。
・合格した場合:視力検査、試験費用支払いなどをして、仮免許証を受け取ります。
・試験費用支払いは、デビットカード、クレジットカードも利用できますが、それぞれ手数料がかかります。
・なお、国際運転免許証を持っている場合は、フロリダ入後30日以前であれば、それで合法的に路上走行できますので「仮免許証(Learners License)」は不要なので、その旨伝えると、Learners License Cardではなく、筆記試験合格を示す印刷物(領収証?)を渡され、次の実技試験の際に示すことで受験可能になります。ただし、Learners License Cardは、誕生日&顔写真入りのID cardなので、実技試験よりも前で、すぐにIdがあったら良い場合は発行してもらっておいてもよいかもしれません(手数料が違ったような気がします)。
・不合格の場合:1日2回まで受験できるようなので、時間があれば再受験できます。そうでなければ、当日の受験料を払って、改めて受験予約をすることになります。なお、私の直後に受験した嫁さんと確認すると問題の内容が少し違うので、再受験でも全く同じ問題が出るわけではないようです。

※アドバイス
・事前に断れば、電子辞書を持ち込むことができるそうです。
・税務署みたいなところのロビーの壁に掲げられたタッチパネルに向かって、背後には何も仕切りが無いようなところでのテストなので、集中しづらいです。2,3台タッチパネルがありますが、隣でぶつぶつしゃべられるとまた集中を妨げます。覚悟しましょう。
・タッチパネルの前に椅子があり、自然とそれに座って受験したのですが、タッチパネルが少し高いところに設置されているので、小柄な方だとずっと上を向いていなければならず、1時間だと首や肩が疲れるかもしれません。スタッフに断れば、立って受験もできるかもしれません。楽な姿勢でできるとよいと思います。
・順当に正当数が増えれば安心して回答を続けられますが、誤答数がたまると不安になりその先問題を解くのに集中できません。回答に不安なものはスキップして、確実に正解とわかる物をやっていくのは一つの方法です。
・10問間違えてもまだ終わりではありません。残る問題のすべてに正解すれば40問正解となり、合格です。不合格に終わるのは制限時間を過ぎるか、11問間違えた場合(のはず)です。
・「筆記試験簡単w!満点だった!」って書いてあるブログ等もありますが、専門用語(当然英語)も出てくるので、例題等で予習しておいた方が無難です。
・学科試験の例題
 → 例題(FHSMV:Florida Highway Safety and Motor Vehicles)
 → 例題(Driving-tests.org : FL Permit Practice Test)
 → 交通法規(High School Driver)、交通標識(High School Driver)

交通ルールや標識については、以下のSiete Vidasさんがまとめられたページは日本語なのでとりあえずすぐに頭に入れるには良いと思いますし、実際の運転でもだいたいフロリダでも通用します。ただしコロラド州の情報なので、フロリダの免許試験のためには、改めて上記例題サイトでフロリダの最新の情報を確認するべきでもあります。
Siete Vidasさんのサイト – 交通ルール<その1>交通ルール<その2>交通ルール<その3>アメリカの交通ルール: 信号機故障の場合

○実技試験(Driving test / Behind the Wheel Test)
・受験用の車両は受験者が用意します。受験時、受付で書類提示を要求されます。レンタカーの場合は、レンタル契約書と保険証書(受験者がカバーされていることを示せること)。すでに所有している車両がある場合は、登録証明書(テンポラリーでも可)と保険証書。また、仮免許証または筆記試験合格を示す書類の提示が求められます。
・免許証用の写真撮影がありますので、気にする方は服装や髪形、メイクを。
・実技試験官に呼ばれたら、試験官の持ってきたテストシートの受験者氏名が自分自身であること確認して、自分の車両へ案内します。
・試験課目については下記が参考になります。
 →Florida DMV Online Guide – Florida Driving Test
・ここから先が、具体的に、実技試験の内容
(1)試験は車両に乗り込むところから始まる、はず。ヘッドライト/ブレーキライト/ウインカーの動作確認は「しますか?」と聞きましたが、「要らない」と言われました。場合によって要求されるのかもしれません。
(2)お互い座席に座って、自分のシートベルト、試験官のシートベルトの装着を確認しました。座席位置、ルームミラー、ドアミラーの角度の確認(のふり)。
(3)試験官から「これから自動車運転免許の試験を始めます。法律にしたがって、安全確実に運転をしてください、うんぬん~」という感じで、試験開始の口上が伝えられ、そして、バックして駐車乗から出るよう言われます。
(4)振り向いて後方確認しながら車両をバックさせ、パーキングから出ます。試験官が、どっちの方へ向かって、と言うので従って進みます。実際には、事務所の周りを回って、通りに出る形になります。通りの手前で一時停止します。
(5)これも全部試験だよなと思いながら、通りの交通に気を付けて右折しながら通りに入ります。この先、曲がる時、進路変更の時は、いちいちウインカーを忘れずに。
(6)通りを500フィート(150m)位進んだ左手に曲がるよう言われます。その際、左折専用中央車線(SHARED CENTER TURN LANE)があるので、レーンチェンジの手順に従って、車線変更します。そして、曲がった先が試験コースの敷地となります(ゲインズビルの試験場には専用コースがあります)。
(7)ここから先は、試験官/受験者によって順番が変わるかもしれません。
(8)「Stop Signs(一時停止)」:試験コースに入ると、「何個先の”Stop”で右折して」と言われます。途中にある”Stop”ではいちいち一時停止します。一時停止は丁寧に、完全に車両が停止し、左右を見て交差道路の交通確認をするようにします。
(9)「Turn About/Three point turn(切返しのある方向転換)」:しばらく進むと”Three point turn”と言われますので、(すこし車線の右寄りに)ゆっくりと車両を停車させて、左にウインカーを出し、通りの交通を確認すべく左肩越しに後方確認して、思い切り左にハンドルを切り、ゆっくり進みます。道幅がせまいためUターンはできませんから、路肩にぶつかる前に(または車道からタイヤが落ちる前に)一旦停止し、ギヤをバックに入れ振り向いて後方確認し、今度は思いきりハンドルを右に切ってゆっくりバックします。元居た側の路肩にぶつかる前にまた停止し、ギアをDにし入れ直し、またハンドルを左に切って、元の進路と反対方向の車線に上手に入り走行し、完了です。
※参考ビデオ:Three point turn
(10)「Stop Quickly(急停止)」:しばらく言われる通りに走るとまた長い直線に入り、そこで20マイルで走るよう言われますのでそのとおり走ります。急に”Stop”と言われるので、タイヤがスリップしない範囲でできるだけの急停車をさせます。ABS付の車両なら躊躇なくブレーキを踏んでいいかと思います。自分の急ブレーキに自分がビックリしないように。
(9)「Backing Up(後進)」:「バックして」と言われたら、ミラーを見るのではなく、頭をしっかり回し後ろを向いて、後方確認しながら後進します。スピードを出す必要は無く、歩くより若干早い程度で十分だと思います。50フィート(15m)程度、いいよ、と言われるまで後進を続けます。その後また前進し、言われるよう道なりに進みます。
(11)「Parking(駐車)」:しばらく指示通りに進むと、左手にコーンで囲まれた駐車スペースがあり、そこに駐車するように言われます。
進入=ウインカーを忘れずに、通りの交通を確認すべく左肩越しに後方確認し、左折し、駐車スペースに頭から入ります。コーンに接触しないように。停止時、車両が駐車スペースにまっすぐ、またタイヤもまっすぐになるように。
退出=バックで出る形になります。私の場合、侵入と逆向きになるように出るように言われました(つまりハンドルを右に切っての退出)。
※コツ:右車線から左にハンドルを切っての駐車進入は、車線をまたいでの進入になるので、車両を回す余裕があり、比較的簡単です。停車状態から車両前方を見て左手方向への進路となる駐車退出(右ハンドルを切りながらの退出)は、余裕がなく少し注意が必要です。
※参考ビデオ:Front parking and reversing back tutorial
(12)この先も言われる通りに進み、試験を開始した事務所の駐車場に戻り、停車させ、試験は終了です。
・実技試験中、全般的に必要なこととして、☆STOPサインでの確実な一時停止、☆適切なウインカーの使用と他の交通の確認、☆マニュアル車の場合スムーズな操作、☆常に正しい車線を保つ、ことが求められます。
・縦列駐車(以前はあったらしい)、坂道駐車、坂道発進、踏切横断はありません。
・書き出すといろいろありますが、日本で普通に運転できていれば、まず問題ありません。
・試験に合格すると、試験官が、チェックシートに合格のサインして渡されますので、それを持って事務所の窓口に行きます。
・免許証用の写真撮影、試験費用支払い、その他事務手続きがあります。
・試験費用支払いは、デビットカード、クレジットカードも利用できますが、それぞれ手数料がかかります。
・不合格の場合、当日の試験費用を支払い、改めて試験予約からやりなおします。
・J1ビザの場合、当日発行されました。J2ビザの場合、別途確認作業がありそれが終ってから免許証発行となるため、当日は紙に印刷された仮の免許証(仮免許ではない)を受け取ります。J2ビザ所有者向けの正式な免許の到着まで2週間程度かかりました。
・J1/J2ビザに記載された、米国滞在許可期間のみ有効な、テンポラリー免許となります。

以下の地図(航空図)は、ゲインズビルNWの試験事務所と試験コースを示しています。